“梅田ビジョン”
to be an international exchange hub
which connects the world and Japan’s Kansai region
阪急阪神ホールディングスグループでは、
西日本最大の交通結節点であり、当社グループの最大の事業拠点である「大阪梅田エリア」が、
国際的な競争力を高め、世界と関西をつなぐ「国際交流拠点」となることを目指して、
同エリアの価値向上に向けた構想「梅田ビジョン」を策定しました。
「梅田ビジョン」
6つの基本方針
6 Basic Policies of UMEDA Vision
国際的な都市間競争を勝ち抜くための
“独自価値”
ニューノーマル時代の都市として必要な
“基本価値”
都市の魅力を世界に向けて発信
大阪梅田はこれから――
Osaka Umeda will soon be ……
国際的な存在感が高まります
2025年に開催される「大阪・関西万博※1」や2029年開業予定の「大阪IR構想※2」など、大阪市はいま、国内はもとより海外からも大きな注目を集めています。 2022年4月には内閣府が大阪市を「スーパーシティ型国家戦略特別区域」の第1号に指定しました。行政と経済団体の連携による「国際金融都市OSAKA戦略」も発表されており、大阪市は国際都市としての存在感を発揮する好機に恵まれています。
- ※1:
- 来場者 2,800 万人以上、経済波及効果約2兆円と見込まれています。
- ※2:
- IRとは「統合型リゾート」の略称であり、国際会議場やエンタテインメント施設、カジノ等が一体となった施設。来場者約 2,000 万人/年、 経済波及効果約 1兆 1,400 億円/年と見込まれています。
提供:2025年日本国際博覧会協会
交通ネットワークが強化されます
2023年春開業の「うめきた(大阪)地下駅(「大阪駅」として開業予定)」に関西国際空港へのアクセス列車「関空特急はるか」が乗り入れるのをはじめ、この地下駅と難波駅および新今宮駅を結ぶ新しい路線「なにわ筋線」の2031年春開業に向けて計画が進められています。関連して阪急電鉄では、JR「うめきた(大阪)地下駅」と十三駅・新大阪駅を結ぶ「なにわ筋連絡線」「新大阪連絡線」を検討しており、これらが実現すれば、空と陸から大阪梅田へのアクセスが飛躍的に向上します。
社会課題解決の先駆者となります
世界に先駆けて未来の生活を実現する大阪府・市の「スーパーシティ構想」は、実践フィールドのひとつとして「うめきた2期地区」を選定。このエリアが社会課題の解決につながるイノベーティブな新産業創出の場となること、そして、さまざまなデータを活用した先進的なDX(デジタル・トランスフォーメーション)を推進するモデル地区となることを目指しています。 「国際金融都市OSAKA戦略」によって海外でも大阪の知名度が高まれば、梅田で事業を起こすスタートアップを支援する人材や投資が、国内外から集まることでしょう。それらによって成長が促進され、大阪梅田、とりわけ「うめきた2期地区」は社会課題解決のトップランナーの役割を担うこととなります。
- ※
- 2022年5月時点のイメージパースであり、今後変更となる可能性があります。
(提供:うめきた2期開発事業者)
“歩いて楽しいまち”になります
「阪急大阪梅田駅・茶屋町地区」「芝田2丁目・大深町1丁目地区」「うめきた地区」「JR大阪駅地区」「西梅田地区」「ダイヤモンド(JR大阪駅南)地区」「東通・お初天神地区」「角田町地区」と、それぞれに個性豊かなエリアで構成されている大阪梅田。これらをつなぐ歩行者空間の質を高め、ネットワークを再編する「ウォーカブル梅田構想※3」の活動が、すでに2017年から始まっています。この街を巨大な庭園に見立てて驚きや感動に満ちた空間を創造する「梅田遊園」プロジェクトも始動しました。今後も数々の大型開発事業にともなって歩道などが整備され、“歩いて楽しいまち”へと成長。ニューヨークやメルボルンのように、屋外が単なる移動空間ではなく、そこで過ごす時間や活動自体が魅力的な都市空間を目指しています。
- ※3:
- 阪急電鉄・阪神電気鉄道も参画する梅田地区エリアマネジメント実践連絡会が推進しています。
大阪梅田エリアマップ
大阪梅田エリアマップ
各施設情報は2020年3月時点のもの。
PROJECTS
阪急阪神ホールディングスグループでは、「梅田ビジョン」の実現に向け、
次に掲げる3つの大型開発事業をはじめ、
大阪梅田エリアに保有する資産のリノベーション(建替等)を連続的に行うことで
都市空間の魅力を向上させるとともに、
先に示した6つの基本方針に基づき、それぞれの取組等を進めてまいります。
梅田1丁目1番地計画
(大阪梅田ツインタワーズ・サウス)※2022年2月竣工
オフィスゾーンと阪神梅田本店(阪神百貨店)、大型カンファレンスからなる複合施設です。優れた耐震性能やBCP対応、地上・地下・デッキの3層歩行者ネットワーク、オフィスワーカーのウェルビーイングの実現を支援するフロアなど、高い都市機能を備えることで、大阪梅田ツインタワーズ・ノース(旧:梅田阪急ビル)とともに、大阪梅田のシンボルにふさわしい、快適で質の高い都市空間を提供します。
うめきた2期地区開発プロジェクト
「みどりとイノベーションが融合したまちづくり」をコンセプトに、2024年夏ごろに先行まちびらきを予定しているうめきた2期地区。緑豊かな都市公園を中心とするこのエリアで、ユニークなパブリックスペースや、産官学連携のイノベーティブな活動拠点となる施設を整備します。さらに、海外からのビジネスパーソンや観光客を迎える3つのホテル、大型国際会議なども開催できるイベント用施設を完備することで、大阪梅田エリアの国際的な競争力を強化します。
- ※
- 2022年5月時点のイメージパースであり、今後変更となる可能性があります。
(提供:うめきた2期開発事業者)
芝田1丁目計画
次代を見据え、大阪新阪急ホテルと阪急ターミナルビルを建て替え、阪急三番街の全面改修を行って、阪急電車のターミナル駅としての機能を強化。大阪梅田エリアの玄関口にふさわしい複合機能拠点を目指します。